

打球事故に気をつけよう!
●自分の打球を他者に当てないように
仲間や他のプレーヤー、ゴルフ場の関係者にボールを当てないように注意をいたしましょう。ボールを打つ際には、前方に人がいないかを確認し、しっかりと安全確認を行った上でショットをしていただければと思います。特に、初心者の皆様はボールが斜め前方に飛ぶことが多いため、正面だけでなく、斜め前方にも気を配りましょう!もし人がいる際には安全な場所に移動するように促していただければと思います 。■ゴルフ場でのカート事故■
●転倒・転落・追突事故を起こさないように
大阪や和歌山など、山を切り開いたゴルフ場はアップダウンのあるホールや急カーブも多いので、カートの運転は注意しなくてはなりません。大してスピードが出ないから大丈夫と思っていても、下り坂でブレーキをかけなかったり、カーブを減速することなく曲がろうとすればカートごと転倒してしまう事が起こりかねません。また、脇見運転によって人をはねてしまったり、池への転落、木や前のカートへの追突など。事故の要素は公道を走る自動車とさほど変わりないと言ってもいいくらいあるのです。ぜひ、カートを運転する際は、慌てず安全運転を徹底していただければと思います。
※法律ではありませんが、基本的にゴルフ場のカートは運転免許を持っている人が運転することになっておりますので、ここも守っていただければと思います。
※飲酒運転も控えるようにして下さいね。
●落雷に気をつけよう
ゴルフでは毎年のように落雷事故が報告されています。まだ遠くで鳴っていると思っている雷は、急に自分の真上に来ていることがございます。ですので、雷鳴が聞こえましたら、”まだ遠いから”と油断せず、早い段階でプレーを中断・避難していただければと思います。
避難箇所は、クラブハウス・売店・避雷小屋などがオススメです。もし、周囲に何もなければバンカーの中にうずくまるのもオススメです。
※雷は高いところに落ちますので、高い木の下で雨宿りすることは避けましょう。
●雨や雪に気をつけよう
ゴルフというスポーツは、多少の雨や雪でもプレーをすることが出来ます。
ただ、そういった天気の日は、晴れの日とは違った事故が起こることがございますので注意が必要です。
まずは、芝が滑ることで起こる転倒事故です。芝は表面が濡れると滑りやすくなる傾向があります。普段は大丈夫と思っていても、思いの外滑って転ぶことがありますので、ぜひ注意をしていただければと思います。
※雨や雪に備え、ゴルフバックにはレインウエアを入れておきましょう。
●濃霧に気をつけよう
ゴルフ場は山の中にありますので、街よりも霧が出やすい環境になっております。霧が発生すると前後が見えなくなり、事故が起こる確率が高まります。前の組が近くにいるのにボールを打ってしまい当ててしまったり、後ろの組がボールを打ち、当てられてしまったり。。また、カート道が見えにくくなるためのカート事故も起こりやすくなると言えます。●熱中症&脱水症状に気をつけよう
夏のケースが大半ですが、気温が高い際は熱中症に気をつけましょう。ゴルフというスポーツはそれほど激しい運動というわけではありませんが、炎天下で汗をかきながら行うスポーツであることは否めません。人の体というのは、水分補給をしないまま一定上の汗をかくと身体機能が失われ、ひどい際は意識を失ってしまうこともございます。また、帽子をかぶらず直射日光を浴び続けると頭部の温度が上昇し、脳の機能不全につながってしまうこともございます。
こういったことを防ぐことは、暑い日にゴルフを楽しむための必須事項ですので、しっかりと予防をしていただければと思います。
予防法は、水分補給をこまめに行う(水だけでなく塩分や糖分も補う)、帽子をかぶったり日陰に入るなどして、できるだけ直射日光を浴びないように工夫をいたしましょう。
●池にはまらないように
ゴルフ場には池がございます。この池は、管理のしやすさから底や周辺にゴムマットを使っているところがあり、そういった場合には、思っている以上に滑りやすく、池に転落してしまうこともございます。ゴムマットは滑るために立ちにくく、池に落ちたあと、立てずに溺れてしまうということも無いとはいえません。ですので、危険な池にはあまり近づかないように致しましょう。
●崖から転落しないように
ゴルフコースは自然を活かした状態でつくられていることが多いため、コース内に急激な崖などがある場合がございます。もしボールが崖の下の落ちたとしても、危険ですので取りに行ったりしないようにしてください。”これくらい大丈夫だろう”と思って崖を降り始めると、地盤が
弱く下まで滑り落ちる可能性もございます。個人の事故は本人のみならず、周りのプレーヤーにも迷惑になりますので、崖下にボールが落ちた際は諦めて、プレーを継続いただければと思いいます。
●蛇やハチ、小動物にも気をつけよう
ゴルフ場は、自然の中に造られていますので、昆虫や動物なども沢山おります。通常プレーする範囲にはあまり危険はありませんが、草が刈られていない茂みなどには、蛇やハチなどがいる場合もございます。ですので、あまり人の手が加えられていない箇所にボールが飛んでいった際には、”危険な生き物がいるかも”という意識を持ち、注意深く行動していただければと思います。藪にボールが入った際に、蛇などに噛まれたりすることがあります。
※藪や茂みにボールが入ってしまったら、手でボールは捜さず、必ずクラブの先で茂みをかき分けるようにしてください。
※当スクールでは、練習中に生徒様が蜂や虫などに噛まれた場合を想定し、インストラクターが毒液・毒針吸引器(インセクトポイズンリムーバー)を携行しております。
→ インセクトポイズンリムーバーの説明はこちら
■打ちっぱなし練習場での事故■
●素振りの際、他の人に当てないように気をつけよう
スイング時にクラブを他人に当ててしまう事故は、ボールを打つ際よりも素振りの時に多く発生致します。 打ちっぱなし練習場は場所が狭いですので、必ず横の人の動きを確認して、距離感を保って素振りなどの練習を行うように致しましょう。 万が一事故になった場合は、必ずゴルフ場や練習場にその旨を伝えて、「事故報告書」を作成してもらってください(報告書作成により、相手の連絡先もわかりますので、保険を使うこともできるようになります)。
●2階や3階打席の際は落下に気をつけよう
2階や3階で練習する際は、転落しないように気をつけましょう。転がってしまったボールを取りに行ったら誤って2階から落ちてしまった、熱中症でふらふらしていたら2階から落ちかけたなど、こういった事故は稀ではありますが、絶対に起こらないとはいえないものです。
2階以上の打席で練習をする際には、前に行き過ぎることなく、安全な位置を確保して練習をしていただければと思います。
●打席から前に出ていかないように気をつけよう
クラブがスッポ抜けたりして、誤って前に飛ばしてしまった場合には、無断で取りに行ったりしないようにしましょう。練習場では、多くの人がショットをしているため、その中に入っていくのは危険度がとても高いです。
もし、前方に行かなくてはいけないケースが出てきましたら、必ず練習場に申し出て、放送を流してもらってから取りに行くようにしていただければと思います。
ボールが当たった際、打撲では済まず失明する危険もございます。
誰も責任を負ってくれませんので、安全・マナーはきちんと守りましょう。