ゴルフコーチには短期間で生徒を増やし収入を高めることができるコーチと、なかなか生徒が増えず収入が低止まりするコーチがいます。
短期間で生徒を増やし収入を高めるためは、上手くいっているコーチの取り組み方・特徴が役立つと思いますので、下記にご紹介させていただきます。
生徒との関係性にムラをつくらない
習い事に通う生徒はコーチが思っている以上に平等さを求めている。特に複数名が参加している際は、レッスン時間・言葉遣い・テンション(感情、声の大きさ)等に差をつけないことが重要。
未来の目標を常に設定し、生徒と共有する
初心者が入会した際はショートコースデビュー月をコーチが設定することが必須。その後は本コースデビュー、ベストスコア更新など、未来の目標を常に設定し、生徒と共有すること。これにより生徒は安心してレッスンに通える。
ラウンド予定を切らさない
次回のラウンド予定が無いと、初心者は練習しませんし、レッスンに通う意味を直ぐに失います。これを防ぐためには、毎回、ラウンド予定を聞くようにし、ラウンド予定が無い方にはラウンドレッスンやコンペ参加をしっかり促すのが重要。
生徒のラウンド結果に興味を持つ
生徒がラウンドに行った際はスコアやプレーの状態を必ず聞くことが重要。この際、良かったことは一緒に喜び、うまくいかなかったことは一緒に残念がり、改善方法を提示すること。生徒はコーチと並走しながら上達したいと思っているので、こういった対応が重要。
規定回数こなせていない/レッスンを休んだ生徒に連絡すること
レッスンを休み規定回数こなせていない際にコーチから連絡が無いと、”コーチは私が来なくても気にしていない”と感じ、レッスンに通うことが嫌になる。ちょっとした声掛けでやる気は浮上するので、生徒が休んだ際や規定回数こなせなかった際にはメッセージを送ることが推奨。
機嫌の波をつくらない
機嫌が良い日、悪い日があるコーチは生徒が離れやすい。ゴルフコーチはサービス業であり、一定のサービスを受けることを生徒は期待している。人の機嫌は上下するものではあるが、それを極力表に出さないことが生徒を増やすためには重要。
生徒の上達をあきらめない
上達が遅い生徒は、コーチが教えることに疲れているように見えたり、上達させることをあきらめているように見えると辞めてしまう。生徒自らがあきらめることがあるとしても、コーチは絶対に上達をあきらめないスタンスを持つことが重要。
専門用語を使わない
ゴルフにはたくさんの専門用語があるが、初心者は専門用語にストレスを感じる傾向がある。レッスンにおけるストレスは休会・退会に繋がるので、専門用語を極力使わず、一般的な言葉に差し替えて説明することが効果的(シャフト→棒など)。
言葉遣いを丁寧にする
丁寧な言葉遣いと生徒数は凡そ比例します。上から目線の言葉は当然NGとして、友達に話すようなフランクすぎる話し方も生徒を遠ざけてしまいます。生徒が多いコーチは、丁寧な敬語を使っている方が殆どですので、この辺りは心得ると良いでしょう。
全員で休憩する
レッスン時には全員で休憩する時間をとり、皆で話をすること。生徒はゴルフの上達だけを目標に通っているのではなく、人とのコミュニケーションを求めているケースが多い。レッスン時に仲間との会話があると、それだけで休会・退会は減少する。
カルテを見ながらレッスンを行う
カルテを使っていないレッスンは必ずほころびが出る。他の生徒への指導と間違えたり、前回と違うことを言ってしまったりする可能性が高まる。こういったことがあると生徒は表に出さなくても休会、退会に向かっていく。なので、カルテを見ながらのレッスンは必須である。
生徒の体に極力触れない
男性も女性も他人に体を触られることは基本的に好まない。指導上、触らなくてはいけない場合は当然あるが、最小限にしようとする姿勢が生徒に伝わることが重要。
また、触る際に、”少し体に触れさせていただきますがよろしいでしょうか”などと言えれば生徒からの評価は大きく上がる。
時間を守る
予約システムの時間を守らなかったり、ラウンドレッスンに遅刻したりなど。時間を守らないと社会人としての信用を失い、生徒は離れる。
清潔さ、臭いに気を付ける
汚れた服をきていたり、寝癖が有ったり、悪臭(口臭、たばこなど)がしたりすると生徒は離れやすくなる。特に女性はこういった部分に敏感なので、外見、臭いに気を付けること。
生徒が通いやすい時間割を設定すること
生徒が通いやすい時間にレッスンを行うことは重要。自分本位のスケジュールで生徒が通いにくい状況をつくると、当然ながら生徒は離れやすい。
コンプライアンスを重視する
規則やルールから逸脱しやすいコーチは生徒が増えにくい傾向になります。ゴルフを楽しむ人には常識的な人が多いため、コンプライアンス違反をする人からは離れていきやすいものです。コンプライアンス違反はゴルフ練習場やゴルフ場からNGを出されることもありますので、意識されることが推奨です。